グラウンドアンカー工
グラウンドアンカー工法とは
山留工法の一種であり、テンドン(tendon、腱の意味)と呼ばれるPC鋼材(PC鋼より線)を地盤に固定し、PC鋼材の引張力で山留壁や法枠を保たせるために用います。単に「アンカー工法」とも呼ばれます。
地すべりの末端部や道路の法面などで、不安定な土塊を固定するために用いたり、様々な理由で構造物が単独では安定しない(転倒のおそれがある)場合に用います。地すべり対策においては、抑止工(構造物により力学的に地すべりの発生要因を抑制する工法)の代表的工法の一つです。
グラウンドアンカー施工士とは
一般社団法人日本アンカー協会が、建設工事において極めて重要な専門分野であるグラウンドアンカー工事に従事する技術者を対象として、調査、設計、施工を円滑かつ安全に行うために必要な知識と技術の向上を図り、工法の信頼性を高めることを目的として検定試験を行い、認定している資格です。